赤い羽根共同募金 社会福祉法人
中央共同募金会

〜 じぶんの町を良くするしくみ。 〜

誰もが安心・安全に暮らせる町づくりをめざして 
  共同募金は、みなさまのご協力によって社会福祉施設や社会福祉協議会、ボランティア団体、NPOなどの多くの民間福祉活動を支援し、ご高齢の方や障がいのある方、子育て中の方などすべての人が安心・安全に暮らしていくための町づくりをめざしてきました。 
地域を良くする取り組みを応援する仕組み 
  今日わが国では、人口減少社会の到来、格差社会の進行、社会的孤立など、さまざまな社会課題や地域課題が生じています。
このような状況のもと、地域の多様な問題に対応していくためには、公的施策だけではなく、市民による取り組みの活動をさらに広げていく必要があります。
共同募金は、「地域をより良くしようとする取り組み」に、参加や寄付を通じて、広く社会で応援し、住民みずからが進めていく民間の運動です。
 
令和5年に運動創設77年を迎えました。 
○ 赤い羽根共同募金の仕組みと特徴
共同募金の実施主体は、各都道府県の共同募金会です。
お寄せいただいた寄付金は、皆様のお住まいの地域で役立てられています。
赤い羽根共同募金は、「共同募金会」という民間の団体によって、都道府県を単位として行われています。
各都道府県で共同募金に寄せられた寄付金は、都道府県内で地域福祉の推進のために役立てられます。
共同募金運動は、10月1日から翌年3月31日までの6か月間、北海道から沖縄県まで全国一斉に行われます。
  共同募金はどのように活用されているか。   
例えば、盲導犬を育てる費用として、約250万円かかります。車いすの購入には、10万円かかります。
盲導犬を育てる費用や、車いすを買うための費用を一人で負担するのは大変ですが、2万5000人が100円寄付してくださると盲導犬の育成費になり、1000人が100円寄付してくださると車いすを1台購入することができます。
  たすけあいの気持ちを共同募金に   
    身近なところで、身体の不自由な人や高齢者など、手助けを必要とする人々が暮らしています。赤い羽根共同募金は、支援を必要とする人々のための募金です。「誰かの役に立ちたい」という助け合いの気持ちを共同募金にお寄せください。   
    共同募金は、いろいろの方法で募金の呼びかけをしています。   
      街頭募金、  戸別募金、  職域・法人募金、  学校募金、  イベント募金、  ネット募金  など   
  共同募金会への寄付には、税制上の優遇措置があります。   
    法人の寄付 〜 「指定寄附金」として、全額が損金の額に算入されます。
個人の寄付 〜 寄付金が一定額を超える場合、所得税の寄附控除、および個人住民税の寄附金税額控除の対象となります。
 
 
○ 寄せられた寄付金の使いみち  
    寄付金は、地域で助けを必要としている人たちを支援する、さまざまな活動のために役立てられます。
寄付金の助成先は、公表しています。
 
 
  全国共通助成テーマ 「つながりをたやさない社会づくり〜あなたは一人じゃない〜」   
    世界的なパンデミックが継続した令和4年度は、つながることが難しい中にあっても、つながることをあきらめず、孤立、孤独の問題に取り組む活動を支援する重要性を強く啓発していく必要性があることから、「つながりをたやさない社会づくり〜あなたは一人じゃない〜」を全国共通の助成テーマとして、各地域での助成活動を実施しています。  
    令和5年度もパンデミックの影響を受ける状況は変わらず、引き続き地域での支えあい、つながり作りの活動は必要不可欠であることから、本テーマを継続し、全国各地での助成活動を展開しています。   
    地域で孤立する恐れのある人   
      ひとり親家庭、障がいのある人、DVDの被害者、震災の広域避難者、経済的に困窮している人、ひとり暮らし高齢者  など   
  令和4年度共同募金 実績額 168億円   (前年度実績額にくらべ 0.9%減)   
    令和4年度の共同募金運動で、全国から寄せられた寄付金額(総額)は、168億円でした。
多くの皆さまにご協力をいただき、御礼申し上げます。
  
 
    ☆ その配分は、次のとおりでした。   
    約 4.6万件     約 143億円   
        内訳 活動の対象者別
分  野 件 数 助成額 構成比
高齢者福祉  10,981 30.19億円 21.1%
障がい児・者福祉 8,053 17.81億円 12.5%
児童・青少年福祉 9,174 17.69億円 12.4%
課題を抱える人への活動 2,805 10.80億円   7.6%
その他(住民全般を対象とする活動) 15,074 61.49億円 43.0%

         内訳 事業種別

地域福祉活動に 91.67億円 64.1%
福祉団体等助成に  31.46億円 22.0%
福祉施設に 14.85億円 10.4%
災害等準備金積立に 4.96億円 3.5
○ 2023 共同募金のご案内   
  今年も第77回目の共同募金運動が実施されます。期間は、10月1日から来年3月31日まで です。
皆さまの温かいご支援、ご協力をよろしくお願いします。
 
 
  テーマ 「じぶんの町を良くするしくみ。」
令和5年度ポスター標語  「困ったときは、お互いさま 支え合う人たちがいる」 
 
    募金目標額 182億1971万円  (4年度 185.2億円)   

   共同募金の使いみち 〜 助成事業の具体例

笑顔とともに 「ありがとう」の声が寄せられています。
  赤い羽根共同募金は、全国の4.7万件の事業を応援しています。すべての助成事業は、データベース「はねっと」で市区町村別に閲覧していただけます。   
    以下は 共同募金の使いみちの一例です。   
電話相談員養成事業 〜 石川県 金沢こころの電話
     こころの電話には、たくさんの相談電話がかかってきます。そのほとんどが悲しいこと、つらいことの重荷を少しでも、たとえ一時でも誰かに話すことで軽くしたいと願う方々からの電話です。私たち相談員は、電話をかけてこられる人々と悩み、迷う時間をともにしています。もし相談員の能力といえるものを言葉に表すとしたら、「私はあなたの隣にいますよ」というメッセージを伝えられることなのではないかと思います。
 研修を受けて帰途につく道すがら、少し優しい気持ちになれている自分に気づきます。この研修を受けるチャンスを皆さまのご寄付から与えていただけることに感謝申しあげます。
 
 
障がい者サッカー体験会による社会参加促進と支援者拡充事業 
             
〜 静岡県 特定非営利活動法人 静岡FIDサッカー連盟 
 
   サッカー少年団および一般中学生、延べ385人が参加して、障がい者サッカー体験会を実施しました。中学生は、障がい者サッカーのビデオを視聴し、障がいや障がい者スポーツについての講演を聞いてから、実際にアンプティサッカー、視覚障がい者サッカー、ゴールボール等を体験しました。小学生は、主にクラッチ、アイマスクを使っての歩行、ボールをとめる、蹴る体験を行いました。体験会では、障がいのある方への接し方などを考える機会になったと参加した指導者からも評価がありました。中学生からは「楽しい」、「きつい」等の表現と同時に「街で会ったら積極的に話しかけられる」、「自分たちもがんばりたい」という感想を得ることができました。  
地域交流でつながる福祉の心  〜 島根県 西ノ島町社会福祉協議会   
     地域住民との交流や施設訪問などの活動を行っています。共同募金の助成により、年間を通して、福祉教育活動を実施することができ、西ノ島中学校で実施した保育実習では児童・生徒の思いやりや、福祉の心を育てる機会となりました。地域の方々にも、子どもたちとの交流を通して、学校や子どもたちの様子を知る機会になっており、とても喜ばれています。 助成額 10万円。  
安心・安全に生活できる地域を目指して  〜 秋田県 びーらぶ秋田   
     「びーらぶプログラム」は、暴力被害女性とその子どもへの心理的ケアを提供するプログラムです。助成により「暴力被害女性支援者養成講座」と「びーらぶプログラム・インストラクター養成講座」を開設することができました。そして、新たに19名のインストラクターが誕生しました。これからもDVの理解を広めることを通して、偏見や差別のない、安心・安全な地域社会を目指して頑張っていきたいと思います。 助成額 135万500円。  

      ○ ご連絡は、都道府県共同募金会 または 中央共同募金会 へどうぞ

社会福祉法人
 
中央共同募金会

〒100−0013
東京都千代田区霞が関3−3−2 新霞が関ビル5階
   TEL:03−3581−3846
   FAX:03−3581−5155
https://www.akaihane.or.jp
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