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思い出すままに (朗読ボランティア)
私が録音図書に興味を持ったきっかけは、1冊の本でした。 | ||
今回このコラムに一文を、とのお話を頂き古い事で少々心許無いのですが、思い出すままにまとめてみました。私が録音図書に興味を持ったのは、 |
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講習を経て直ぐに録音機を使用しての朗読が始まりました。 | ||
私にとって幸い?でしたのは、その当時はボランティアとして活動する方もまだ少なく、大して知識も無く有るのは意欲だけ!と言う私でも何ヶ月かの講習で直ぐオープンリールの録音機を使用しての朗読が始まりました。週1回、仕事が終わってから「閉店時間」よろしく高田馬場へ通いました。同じ日にお会いする方々共、和気藹々と只々楽しい日々でした。時には終わってから本間先生が声を掛けて下さって、棟続きのお宅にお邪魔してお話を伺ったりしたのも、懐かしい思い出です。 | ||
結婚、出産で一時中断し、その後再開しました。 | ||
其の後、結婚・出産と言う一時期を過し中断する際、又戻って来たい旨、快く聞き届けて下さり、子供が幼稚園に入ってから再開し今に至っております。 | ||
続けられたのは、聞いて下さる方々、受け入れて下さっている図書館、そして家族の理解があってこそとの思いがします。 | ||
こう振り返ってみて自分が好きな事を細々と続けて来られたのは、拙い私の朗読を聞いて下さる方々、又いつまでたっても進歩が無い(これ、実感です!)私を受入れて下さっている図書館の皆様、そして家族の理解が有ってこそ、との思いを強く致しました。只、初心の頃と違って「本が好き」という事だけでは済まず、寄る年波は致しかた無く頭、眼、気力、根気と様々な事柄と自問自答するこの頃です。今少し私自身も楽しませて頂こうかな?と傍迷惑もかえりみず・・・。 |
2012年秋 |
注 | この記事は、社会福祉法人日本点字図書館発行の雑誌「にってんフォーラム」の第85号(2012秋)に掲載されたものです。ただし、段落に分け見出しをつけたのは、当サイトの編集者です。 同誌の編集者のご了解を得て、転載しました。ご好意に感謝します。 |
宮原様の経歴 | ||
宮原様は、1967年(昭和42年)5月に朗読奉仕を開始されました。 これまでの朗読のご実績は、106タイトル、約852時間にのぼります(平成24年9月末現在)。 (日本点字図書館) |
(130220掲載)
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