「健康日本21」
21世紀の国民健康づくり運動


生活水準の向上や医学・医療の進歩により、日本は世界一の長寿国 です。
その一方で、がん、心臓病、脳卒中などの 「生活習慣病」が増加 してきました。
生活習慣病は、生命を脅かすだけでなく、身体の機能や生活の質を低下させる要因になります。
また、現在の日本は、急速な出生率の低下とともに、人口の高齢化が進行し、
超高齢社会 を迎えたため、このままで行きますと、
今後の日本は、病気や介護による負担がきわめて大きな社会になると考えられます

このため、国民一人ひとりが病気や寝たきりなどにならないように、日ごろから健康づくりを実践し
健康で明るく活力にみちた社会 を皆で目指すことが、21世紀の大きな課題となっています。

 「健康日本21」とは、厚生労働省が2000年4月にスタートさせた国民健康づくり運動です。その後、2013年4月からは「健康日本21(第二次)」をスタートさせ、現在に至り、2024年4月からは、「健康日本21(第三次)」が始まります。
 「健康日本21」では、「一次予防の重視」等を基本的な方針とし、「健康日本21(第二次)」では、「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」を最終的な目標とし、国民の健康づくりを推進してきました。
 「健康日本21(第三次)」では、計画期間を2024年度から2035年度までの12年間とし、そのビジョンとして「全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現」を掲げています。また、「誰一人取り残さない健康づくりを展開する(Inclusion)」と「より実効性をもつ取組を推進する(Implementation)」をキーワードとして展開されていくことになっています。 


○ 「健康日本21」の基本的な考え方
これからの少子・超高齢社会を健康で活力あるものとしていくためには、単に病気の早期発見や治療にとどまるのではなく、
   * 健康を増進し、発病を予防する「一次予防」を重視すること、
   * 生活の質を高めることにより、稔り豊かで満足できる生涯づくりを目指すこと、
が重要です。
「健康日本21」(第二次)は、「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」(厚生労働省告示)に基づく運動で、
この方針は、「21世紀の我が国において少子高齢化や疾病構造の変化が進む中で、生活習慣及び社会環境の改善を通じて、子どもから高齢者まで全ての国民が共に支え合いながら希望や生きがいを持ち、ライフステージ(乳幼児期、青壮年期、高齢期等の人の生涯における各段階)に応じて、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会を実現し、その結果、社会保障制度が持続可能なものとなるための基本的事項」を示したものです。
○ 「健康日本21」(第二次)の柱
1.健康寿命の延伸と健康格差の縮小
2.生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(NCDの予防)
3.社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
4.健康を支え、守るための社会環境の整備
5.栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善
となっており、「栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康栄養」などについては、その考え方や目標値が設定されています。
      詳細は、ホームページで公表されています。   
○ 健康日本21推進全国連絡協議会
健康日本21」を民間の立場から推進するため、平成13年3月に設立総会を開催し、全国的な健康関連の団体が「健康日本21推進全国連絡協議会」を設置しました。
現在、141団体が加入しています(令和5年8月現在)。
当財団は、その事務局を務めています。

○ 健康・体力づくり事業財団は、皆さまの健康・体力づくりを応援しています。(健康ネットなど)
   (当財団の事業内容は、別のページをごらんください。 
                             〜 このページ末尾から リンクしています。)
○ ご連絡、お問い合わせは、下記へどうぞ 
    

 健康日本21推進全国連絡協議会
(健康・体力づくり事業財団)

〒105−0021
東京都港区東新橋2−6−10 大東京ビル7階
   TEL(代表):03−6430−9111 (代)
   FAX:     03−6430−9211 (代)
健康日本21 https://www.kenkounippon21.gr.jp/
健康・体力づくり事業財団 へのリンク はこちらから

(230820更新)