災害ボランティア・NPO活動サポート募金 (東日本大震災) |
社会福祉法人 中央共同募金会 |
〜 支える人を支える募金 〜
災害ボランティア・NPO活動サポート募金(略称 ボラサポ募金)とは | |
東日本大震災の被災地等で活動するボランティアグループやNPOの活動を支援するため、大震災発生直後の2011年3月15日、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」を創設しました。 寄付者からお預かりした貴重な財源とその思いを、活動する団体につなぎ、団体の活動を柔軟に支援することを通じて、被災者を支えました。 ボラサポ募金の寄付の受付は、2013年12月で終了しました。 |
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集まった募金は、これまでに44億円を超え、これをもとにのべ9876件、総額約41億円の助成を決定しました。 ボラサポへの寄付総額 44億 967万9686円 |
○ ボラサポ助成の主な特徴 | ||||
☆ | 5人以上のボランティア・グループやNPO法人など非営利団体の活動を対象 | |||
☆ | ボランティア・コーディネーターなどの人件費にも助成 | |||
☆ | 広域避難者を含む被災者支援を行う全国の活動を支援 | |||
☆ | 現地のニーズに応じた柔軟な対応 | |||
○ ボラサポ募金の配分 〜 助成決定 | ||||
第1次〜第18次の助成決定 | ||||
2011年5月の助成決定を第1次として、これまでに18回の助成を決定しました(2016年1月、第18回(最終)決定)。 累計 9876件、41億7931万円 |
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住民支え合い活動助成 | ||||
被災3県の共同募金会が窓口となっている「住民支え合い活動助成」は、簡素な手続きで、身近な地域で応募ができ、長く活動を展開する上で使いやすい助成プログラムとして好評です。 助成累計 3960件、3億5322万円 この助成は、ボラサポ2(後掲)が引き継ぎました。 |
平成26(2014)年1月から、ボラサポ2が始まりました
ボラサポ募金が終了した後も、続く課題に立ち向かう団体を支援するため、2015年4月以降の主に被災3県での活動を支えることを目的に、2014年1月から「被災地住民支え合いサポート募金」(ボラサポ2)の寄付金募集を始めました。 ボラサポ2への寄付応募額 4億3897万円 (2019年3月末現在) |
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岩手県、宮城県、福島県の3県におけるコミュニティの再生を支援するため、自治会・町内会を含む地域のボランティア・NPO団体に対して、2015年度〜2018年度の4年間に、合計 3155件、2億9451万円の助成を行ってきました。 | |
被災地住民支え合いサポート募金(ボラサポ2)による助成件数と金額(令和3年度)は、 岩手県、宮城県、福島県の3県を合計し、378件、2540万円 です。 累計では、4490件、3億8912万円 になります。 |
ボラサポ募金の使いみち 〜 助成活動の具体例 | ||||
☆ | 被災者が自ら立ち上がろうとする気持ちを大切にしたい 〜 亘理いちごっこ(宮城県) | |||
亘理いちごっこの活動は、支援をもらったことで、住民が継続的に元気になることをねらいにしています。震災後、町の集会所にコミュニティ・カフェレストランを開きました。被災した人が訪れ、三々五々となった地域の人や友人と涙の再会を果たしました。初めはうなだれるようにやってきた人たちも、温かな食事をとりながら少しずつ会話を交し、徐々に笑顔になって「また来るね」と友人と連れだっていちごっこに集まるようになっていきました。 いちごっこに来られない方たちのお話こそ聞かなければならないと、「いちごっこお話聞き隊」を編成、物資やお知らせチラシを持参しながらお宅を一軒一軒回りました。誰とも話す人がいないという多くの人が、いちごっこの訪問を心待ちにしてくれるようになりました。 いちごっこは、支援の呼びかけをするとともに、可能な限り現地に来ていただくことをコンセプトにしています。 住民が自ら立ち上がり、支援に来た人と交流し、お互いに元気になって、また再会する。被災地から、心の通った活動を続けています。 |
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☆ | 妊娠中・子育て中のお母さんの防災自助力を上げたい 〜 岩手県助産師会 | |||
東日本大震災の後、岩手県は度重なる余震に襲われていました。妊婦および乳幼児を抱える母親は、災害対策基本法において「災害時要援護者」と定められていますが、十分な対策がとられにくい状況にあります。そこで、ボラサポの助成金を使って情報冊子「防災ブック つよくかしこいママになる!いわてあんしんママぽっけ」を作成しました。 この冊子では妊婦や育児中の母親たちの実際の体験談や、専門家の見解、具体的な行動につながるような備えの促進など、岩手県の状況に応じた身近な話題をたくさん盛り込みました。 助産師や保健師などの専門家が子育てサロンなどのときに手渡す形をとることで、「今まで言えなかったんだけど…」と、被災したときの苦しい気持ちを初めて言葉にできたお母さんがたくさんいました。体験談が多く入っているので「そうだったのかあ、私のときはこうだったんだけど…」と、自分の話を始めた人も多かったようです。 |
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(230328更新)